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01.エンジンとエキゾースト |
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02.シャシー |
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03.人間工学と快適性 |
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04.ボディワークとグラフィクス |
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05.ソフトウエアと電子機器 | ![]() |
06.パワーパーツ |
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技術仕様
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エンジン | シャシー | ||||
トランスミッション | 6速 | 重量 (燃料なし) | 96.8 kg | ||
スターター |
キックおよびセルスターター | 燃料タンク容量 (約) | 9 l | ||
ストローク | 54.5 mm | フロントブレーキディスク径 | 260 mm | ||
ボア | 58 mm | リアブレーキディスク径 | 220 mm | ||
クラッチ | Wet multi-disc DS clutch, Brembo hydraulics | フロントブレーキ | ディスクブレーキ | ||
排気量 | 143.99 cm³ | リアブレーキ | ディスクブレーキ | ||
EMS | Continental EMS | チェーン | X-Ring 5/8 x 1/4" | ||
デザイン | 単気筒、2ストロークエンジン | フレームデザイン | セントラルダブルクレードルタイプ 25CrMo4 スチール | ||
フロントサスペンション | WP XPLOR-USD, Ø 48 mm | ||||
最低地上高 | 370 mm | ||||
リアサスペンション | WP Xplor PDS ショックアブソーバー | ||||
シート高 | 960 mm | ||||
キャスター角 | 63.5 ° | ||||
サスペンションストローク (フロント) | 300 mm | ||||
サスペンションストローク (リア) | 310 mm |
更に詳しくPICK UP MODELを知りたい方へ |
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01.エンジンとエキゾースト | |
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エンジン | |
最先端のエンジニアリング、革新的な2ストローク設計、画期的なTPI燃料噴射技術により、150ccの2ストロークエンジンは驚異的かつ効果的です。全回転域で業界トップレベルのパワーを発揮するこのコンパクトで軽量な2ストロークの利点は、その親しみやすい乗り心地にあり、大型2ストロークの威圧感がなく、より過激なアクションに挑戦したい方に最適です。 | |
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シリンダー | |
KTM 150 EXCシリンダーは口径58 mmで、洗練されたポートタイミングとパワーバルブのサポートにより、非常にスムースで制御性の高いパワー特性を提供します。EFIでは、シリンダーに2つの水平ドームがあり、燃料をリア転送ポートに燃料を供給する燃料インジェクターを格納しています。下流噴射することにより、燃料と上流空気の優れた噴霧化を保証します。したがって、未燃焼燃料のロスが最小化されるため、排出量の減少、より効率的な燃焼、さらに燃料消費の減少へとつながります。シリンダー裏の小さなチューブはインテーク圧力センサーに接続されており、制御ユニットに圧力データを提供します。シリンダーは、精巧なメカニズムにより水平なエグゾーストポートを実現したパワーバルブユニットを備えています。エグゾーストポートのレイアウトによりエンジン性能が向上し、エグゾーストポート上部の外形はより正確なポートタイミングとなるように加工されました。新しいシリンダーとTPI技術が合わさったことで、全回転域で際立ったパフォーマンスを発揮し、全モデルと比べてトルクが大幅に向上しました。 | |
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クランクケースとエンジンカバー | |
このコンパクトなエンジンケースは、高圧ダイキャスト製法で製造されており、重量を削減しながら強度と耐久性を維持しています。この設計により、シャフト配置を重心に近い最適な位置にすることができ、優れた重量の集中化と乗り心地を実現しました。 | |
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トランスミッション | |
KTM 150 EXCには、PANKL RACING SYSTEMS製の堅牢な6速トランスミッションが搭載されていて、エンデューロ専用のワイドレシオギアの採用により、正確かつ簡単なシフトチェンジを実現しています。高度な「防泥」ギアシフトレバー設計は、接合部に泥や汚れが堆積するのを防止します。たとえダート愛好家でも、誤った場所に堆積するのは耐えられません。 | |
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エンジンマネジメントシステム | |
全ての2ストロークEXC TPIモデルのエンジン管理システム(EMS)には制御ユニットがシートの下に装備されています。ECUは、イグニッションのタイミングと噴射する燃料の量を吸気圧、スロットル位置および水温などの複数のセンサーと周囲気圧センサの読み取り値に基づいて決定します。高度と温度の補正により再噴射の必要がなくなり、スロットルを回す時間が増え、スクリューを回す時間が減りました。ライダーがKTM PowerPartsから選択したラジエターファンを装着すると、EMSから直接制御され、サーマルスイッチを追加する必要がありません。 | |
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セルスターター | |
TPIモデルのエンジンマネージメントシステム(EMS)には制御ユニットがシートの下に装備されています。ECUは、イグニッションのタイミングと噴射する燃料の量を吸気圧、スロットル位置および水温などの複数のセンサーとさらに新しく加わった周囲気圧センサーの読み取り値に基づいて決定します。緯度と温度の補正により、ライダーはジェッティングをあれこれ調整する必要はありません。ライダーがKTM PowerPartsプログラムから選択したラジエターファンを装着すると、EMSから直接制御され、サーマルスイッチを追加する必要がありません。 | |
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クラッチ | |
KTM 150 EXCにはDS(ダイヤフラムスチール)製クラッチが装備されています。高強度ビレットスチール製のワンピースのクラッチドラムとプライマリギアが装着されています。そのコンパクトなリベットのない設計により、比類ない信頼性が実現されました。クラッチには耐熱性に非常に優れたスチールキャリア摩擦ディスクが装着されており、クラッチを効率的に開放し、ダイヤフラムスプリングでプリテンションされるため、Brembo製油圧システムが必要とするレバー操作力を大幅に削減します。 | |
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オイルポンプ | |
KTM EXC TPIでは、2ストローク燃料を事前に混合する必要はもうありません。2ストロークのEnduroシリーズには、耐久性と信頼性が大幅に改善されたフレーム取付式のオイルタンクが装備されています。更に、メッシュフィルターがオイルポンプや燃料に泥が入るのを防止します。これは、オイルポンプと連動しており、潤滑油をスロットルボディに直接送り込み、入ってくる空気と混ぜ合わせてピストンとクランクシャフトを潤滑する仕組みになっています。エンジンマネジメントシステムは、エンジン速度とスロットル・ポジション・センサーのデータを使用してオイルポンプを正確に電子制御し、所定の条件に最適な量のオイルを使用するようにします。燃料とオイルの平均比率は1:80のため、オイル容量約0.7 Lは少なくとも燃料タンク5杯分に十分対応できます。 | |
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スロットルボディ | |
KTM 150 EXCエンジンにはDell'Orto製の39 mmスロットルボディが装備されています。ツインケーブルスロットルカムに接続されたバタフライを介して空気の流れを調節します。このバタフライは、ハンドルバーのスロットルアセンブリによって操作され、スロットル位置センサにより気流データが制御ユニットに提供されます。これによりライダーはバイパスネジでアイドリング回転数を正確に設定でき、コールドスタートも楽になりました。 | |
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TPIオルタネーター | |
KTM EXCの全モデルには、エンジンマネジメントシステムの電力要件を満たすため、196 Wの強力なオルタネーターと電圧レギュレータが装備されていて、すべてのシステムに常に電力が供給されるようになっています。 | |
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冷却 | |
重心近くに設置された2つのラジエータが、過酷な状況でもエンジンの冷却を維持します。これらは、CFD技術(計算流体力学)と巧みな冷媒回路の配線により、あらゆる状況下で最高のパフォーマンスを発揮するための最適なエンジン温度を実現しています。中でも、三角形のフレームに格納されたデルタ分配器には、冷却水の流れを効率化する大型のセンターチューブが搭載されています。ラジエターにもプラスチック製の保護フィンが装着され、飛来する小石や破片から保護するだけではなく、衝撃時にラジエター周囲にエネルギーを分散するブレースとしての役割も果たすというメリットがあります。 | |
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エキゾーストシステム | |
新しいエグゾーストシステムは、パワー供給とパフォーマンスの改良において重要な役割を担い、他に負けない威力があります。パイプは最新の3Dスタンピング技術で製造され、形状が最適化されました。マフラーの設計も改良され、新たな有孔のアウターチューブと軽量化されたウールを内蔵しています。新しくなったエグゾーストシステムも最新のTPIエンジンと完璧な調和で連動し、卓越したエンデューロ特有のパフォーマンスを提供する一方、ボトムエンドのパワーは以前のキャブレターモデルよりも遥かに改善されました。大事なことを言い忘れていましたが、プラスチック製だったマフラーの装着システムは、2つの溶接アルミニウム製ブラケットに変更され、マフラーの重量が60 g軽量化されました。 | |
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02.シャーシー | |
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フレーム | |
全KTM EXCモデルは、ハイテクで軽量なChromoly鋼製フレームを採用し、レースに適した形状、最適な剛性、ライダーのための優れたフィードバックを実現しています。これにより、遊び心のあるハンドリング特性と、高速走行時の優れた安定性を提供しています。重量900 g未満のサブフレームは安定性に優れた超軽量アルミニウムサッシ製で、リアフェンダーの安定性とループアウト時の耐久性を保証します。 | |
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スイングアーム | |
KTM 150 EXC では、重力ダイキャスト製法によるアルミ製一体型スイングアームを採用しています。この結果、可能な限り低い重量で優れた強度を実現し、完璧な屈曲動作を実現しました。 | |
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ホイール | |
KTMは、全EXCモデルでCNC加工の軽量ハブとおよびハイエンドのGIANT製リムを採用しています。これにより、最高レベルの安定性と必要最低限までの重量を保証し、アルミ製スポークニップルではスポークを締める頻度を減らせる画期的な設計を採用しています。 |
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タイヤ | |
レース仕様で耐パンク性に優れた製品MAXXIS MaxxEnduroは、1日中快適な乗り心地を維持できるように設計されており、どんな地形でも高いグリップ力と性能を発揮します。 | |
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フロントサスペンション | |
これらの調節可能な直径48 mmのWP製XPLOR倒立フォークは、エンデューロに焦点を置いたリアショックで市場をリードしており、プロにもアマチュアにも優れた性能を提供します。調節は簡単で、左フォークで圧縮ダンピング、右フォークでリバウンドをそれぞれダイアルで設定できます。 | |
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リアサスペンション | |
レースで実証されたフル調整式WP製XPLORショックアブソーバーには、ピストンの間に円錐形ブッシュが装着され、リアショックの色褪せや摩耗を軽減しています。この設計は、PDSリアショックは表彰台に上がるためにチャンピオンに選ばれています。それだけではなく、リアホイールに最大のトラクションを提供するトップレベルの設計にもなっています。 | |
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ブレーキ | |
停止時には、高性能のBrembo製ブレーキキャリパーと軽量のWAVEブレーキディスクがいい仕事をしてくれます。また、長年にわたるレーシング競技を考慮した理想的なパッド密度とスチール品質により、長寿命で安定した使用感を実現しています。 | |
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サスペンション | |
2023年に向け、KTM EXCの全モデルで最高級のWP製リアショックシステムを装備し、どのような地形でもあらゆるレベルのライダーに比類ない性能と安定性を提供することを念頭に開発されました。 | |
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燃料タンク | |
全KTM Enduroモデルには、軽量なポリエチレン製タンクが装備されており、1/4回転のバヨネット式フィラーキャップで素早く簡単に操作できます。燃料ポンプが内蔵されているのでインジェクターへに直接供給でき、90°コネクタが損傷を防ぎます。また、タンクはシースループラスチック製なので、ライダーは外先でも一目で燃料の量を確認できます。 | |
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エアボックス | |
KTM 150 EXC のエアボックスには簡単にアクセスでき、専用設計のインテークシュノーケルにより最適な流動力学を確保します。これにより、モーターに空気が強制的に送り込まれ、パワーとスロットルレスポンスの絶妙なバランスを実現しています。空気をきれいに保つために、大型のTwin-Airエアフィルターが最適な位置に配置された頑丈なケージに取り付けられています。 | |
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03.人間工学と快適性 | |
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ハンドルバー | |
全KTM EXCモデルには、NEKEN製の調節式高強度アルミ製テーパーハンドルバーが装備されています。このハンドルバーは、4つの異なる位置に取り付けられます。右側にはODI加硫処理グリップ、左側には快適なODIロックオングリップが標準装備されているので、ぶら下がって取れることのないように注意するだけです。 | |
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シート | |
シートはフレキシブルで快適な設計です。2023 KTM 250 EXCのシートはグリップ力の強い黒のビニールでカバーされ、ライダーの自由な動作を完璧に実現にする形状となっているものの、サドルは長いセッションでも十分に維持できる快適性を提供します。 | |
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フットペグ | |
セルフクリーニング機能付きフットペグは、深いわだちの走行中でもペグに泥が詰まることを防ぎます。これにより、ブーツのグリップ力が維持され、コースに集中できます。 | |
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04.ボディワークとグラフィクス | |
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デカール | |
レッドブルKTMファクトリーレーシングチームからインスピレーションを得て開発された2023 KTM 150 EXCには、オレンジ色に塗装されたフレームが装備されています。また、90年代を彷彿させる大胆なカラースキームには試行錯誤を重ねたインモールドグラフィックが使用され、摩擦とフェード耐性を向上させています。つまりトレールで過酷な時間を過ごした後でも、バイクはフレッシュな外観を維持することができます。 | |
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05.ソフトウエアと電子機器 | |
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バッテリー | |
KTM EXC モデルでは、超軽量の2 Ahリチウムイオンスターターバッテリーで作動する電気システムを採用しています。ワイヤーハーネスでは、電気部品の大半をシート下の共通部分に集中させたため、簡単にアクセスできるようになりました。 |