メーカー希望小売価格: 2,640,000 JPY (2022MODEL) |
※下記車両説明は2023MODEL情報につき、2022MODELと異なる場合がございます。 |
01.エンジンとエキゾースト |
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02.シャシー |
03.人間工学と快適性 |
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04.ボディワークとグラフィクス |
05.ソフトウエアと電子機器 | 06.パワーパーツ | |
技術仕様
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エンジン | シャシー | ||||
トルク | 138 Nm | 燃料タンク容量(約) | 23 l | ||
トランスミッション |
6速 | ABS | Bosch 10.3ME Combined-ABS (incl. Cornering-ABS and offroad mode) | ||
冷却 | 水冷 | フロントブレーキディスク径 | 320 mm | ||
KW出力 | 118 kW | リアブレーキディスク径 | 267 mm | ||
スターター | セルスターター | チェーン | 525 X-Ring | ||
ストローク | 71 mm | 乾燥重量 | 221 kg | ||
ボア | 108 mm | フレームデザイン | クロモリ鋼管製スペースフレーム。パウダーコート塗装 | ||
クラッチ | PASC(TM) スリッパークラッチ、油圧操作式 | フロントサスペンション | WP XPLOR-USD, Ø 48 mm | ||
CO2 EMISSIONS | 134 g/km | 最低地上高 | 242 mm | ||
排気量 | 1301 cm³ | リアサスペンション | WP Xplor PDS ショックアブソーバー | ||
EMS | Keihin EMS ライドバイワイヤーおよびクルーズコントロール付き、ダブルイグニッション | シート高 | 880 mm | ||
デザイン | 2気筒、4ストローク、75°V型 | キャスター角 | 64.7 ° | ||
消費燃料 | 5.7 l/100 km | サスペンションストローク (フロント) | 220 mm | ||
潤滑 | 3ポンプ式オイル圧送潤滑 | サスペンションストローク (リア) | 220 mm |
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01.エンジンとエキゾースト | |
エンジン | |
最高出力160 PS、最大トルク138 Nmを発揮するLC8エンジンは、このセグメントで最もコンパクト、最も軽量、そして最も高性能なエンジンとして、再び賞賛を浴びることになりました。また、EURO5規制に適合しています。 | |
トランスミッション | |
KTM 1290 SUPER ADVENTURE Rのシフトチェンジには、PANKL製6速トランスミッションが採用され、軽量化された新型アルミシフティングドラムと最適な軌道により、より速く、よりスムーズなギアチェンジを実現しています。また、シフトフォークは銅でコーティングされ、摩耗や損傷を軽減しています。これにより、クイックシフター+はより素早く噛み合い、超高速で滑らかなギアチェンジを実現します。 | |
パワーアシストスリッパークラッチ | |
スリッパークラッチは、エンジンのバックトルクが過大になった時に作動するだけでなく、スロットルを開ける時にも支援します。前者は、急激なブレーキングや減速時にリアホイールがハネ回って不安定になるのを防ぎます。後者は、ギアチェンジに必要なレバーの力を減少させ、指一本でクラッチが操作できるようにし、走行時の労力を減らします。 | |
シリンダーヘッド | |
75°Vツインのスムーズなパワーデリバリーの要となるのが、各シリンダーに搭載された最新鋭の4バルブDOHCシリンダーヘッドである。ツインプラグ点火、最適化されたポート、低フリクションのバルブ駆動系、DLCコーティングされたカムフォロワーによるツインオーバーヘッドカムシャフトを組み合わせています。 | |
ダイヤモンド・ライク・カーボン | |
ダイヤモンドライクカーボン(DLC)とは、カムフォロアなど多くのエンジン部品に使用される非常に硬く、耐久性のあるコーティングで、摺動運動を補助するために使用されます。エンジン性能を向上させ、KTMのエンジンに欠かせないものとなっています。 | |
ツインイグニション | |
ツインプラグイグニッションシステムは、それぞれ独立して各シリンダーヘッドの2本の異なるサイズのスパークプラグをコントロールします。それより、改善された燃焼と、滑らかで、最適に制御された燃焼を継続することができます。つまり、コントロール性を高めながら、これまで以上の低燃費と排気量の削減を果たしています。 | |
ピストン | |
KTM 1290 SUPER ADVENTURE Rの鍛造ピストンはF1の技術を活用しています。そのため、非常に短く軽量な設計にもかかわらず、高い負荷耐久性を生み出しました。ピストンスカートには最新のグラファル仕上げが施されています。更に摩擦を減らし、耐摩耗性も備えています。 | |
クランクシャフト | |
クランクシャフトの往復重量が非常に低いため、エンジンのレスポンスと伸びやかな回転フィーリングが強化されました。クランクウェブ形状は流れが最適化され、クランクドライブの運動ロス低減がさらに強化されました。 | |
オーバードライブ | |
6番目のギアはKTM 1290 SUPER ADVENTURE Rに好適に配置されたトランスミッションでロングオーバードライブとして動作します。これは燃料を節約し、クルージングの快適性をさらに増します。 | |
ライドバイワイヤー | |
KTM 1290 SUPER ADVENTURE Rのライドバイワイヤーシステムが魅力的な理由は、スロットルケーブルから解放されるだけではなく、スムースなスロットルレスポンスが得られるからです。容易な操作性と豊富なトルクの完璧な供給を実現し、一方でライダーのスロットルコマンドをスロットルバルブ位置に電子的に転換するため、さまざまなライディング条件に合わせて適切に調整されます。 | |
エキゾースト | |
素晴らしいエンジン音を轟かせるKTM 1290 SUPER ADVENTURE Rは完全に再設計されたエグゾーストシステムが特徴的です。新しい2つのヘッダーが、排気ガスを2つの触媒コンバーターが搭載されたハイドロフォームコレクターチャンバーに導きます。これらを3つのラムダセンサーと組み合わせると、排出を最新のEURO 5規制内に維持することができです。一方で、先端部では、新たに設計されたステンレス鋼製マフラーが、典型的なVツインサウンドを提供します。 | |
エアフィルター | |
再設計されたエアボックスによって、ライダーは4本のネジを外して、燃料タンクキャップの前の収納コンパートメントを取り外すだけで、エアフィルターに簡単にアクセスできるようになりました。また、フィルター自体は水平ではなく、垂直リブとなりました。これによって、フィルタースラットに吸い込まれることなく、ホコリや砂をエアボックスの底部に向けることに役立ちます。全体として、ハードコアアドベンチャーのために設計されています。 | |
冷却 | |
KTM 1290 SUPER ADVENTURE Rは現在、一体型ユニットではなく、2つの独立したラジエーターが備わっています。その結果、優れた熱放散となり、総合的な冷却性能が向上しています。巧妙に設計されたエアダクトは、エンジンに冷たい空気を取り込み、バイクだけでなく、ライダーの脚も涼しく保ちます。 | |
02.シャーシー | |
フレーム | |
レーザー切断されたチューブが特徴的な新たに設計された、軽量クロモリステンレス鋼フレームは、KTM 1290 SUPER ADVENTURE Rの超強力コンポーネントの鍛造エレメントと組み合わされました。ステアリングヘッドを15 mmほど後ろに移動して、フレーム全長を短くすることで、コーナリング動作が向上しています。また、フロントエンジンマウントを前方に2°傾けることで、フロントエンドをしっかりと地面に固定し、急加速をサポートしています。 | |
スイングアーム | |
短くなったフレームと組み合わせて、トラッキングの安定性を最適化するために15 mm延長されたダイキャスト製のオープン格子スイングアームは軽量性とピンポイントの製造を維持し、オフロード走行時に剛性と妥協のないコントロール性を提供します。 | |
ステアリングダンパー | |
舗装路を離れると、かなり荒れた道に出くわすことがしばしばあります。しかしWPステアリングダンパーは標準装備されており、フレームとトリプルクランプの間を繋ぐステアリングダンパーが、オフロードでの安定性を提供します。 | |
ホイール | |
本格的なオフロード走行には、ハードコアな装備が要求されます。KTM 1290 SUPER ADVENTURE Rのスポークホイールは、AKRONTがKTMのために新たに製作した堅牢なアルミリムを採用し、シールシステムを改良して100%チューブレスを実現しました。さらに、ニップルからの空気漏れを防ぐために一般的なゴムバンドでリムを密閉するのではなく、各ニップルにOリングシールを装備しているのが特徴です。 | |
サスペンション | |
KTM 1290 SUPER ADVENTURE Rには、テストライダーのクイン・コーディと共同開発した高性能なWP XPLORサスペンションが搭載されています。フロントには48mmインナーチューブのWP XPLORフォークを採用。KTMのオフロードモデルから受け継いだスプリットフォークテクノロジーと新しいセッティングにより、オフロード性能をさらに向上させています。リアにはハイエンドPDSモノショックを採用し、外部ハンドルによるスプリングプリロード、リバウンド、コンプレッション(高速・低速圧縮減衰力)のフルアジャスタブルを実現しています。 | |
ブレーキ | |
フロントには、ラジアルマウントされた直径320mmのツインディスクと、4ピストン固定キャリパーがあります。リアは、267mm径のディスクが余分なスピードを抑制します。 | |
燃料タンク | |
完全に設計し直された約23Lの3分割燃料タンク。これはフレームの両側にある、2つの大きな燃料容器で構成されており、上部の中央にある容器から側面のユニットに燃料を供給します。タンクキャップも新しくなり、電子制御されています。最も優れている点は?象徴的なKTM 990 ADVENTUREを彷彿とさせる収納コンパートメントが新しいデザインに含まれており、USBソケット付きで、スマートフォン、サングラス、財布などを収容するのに十分な大きさです。 | |
03.人間工学と快適性 | |
ハンドルバー | |
ワイドで調整可能、長時間のサドルに対応する高強度テーパーアルミニウムハンドルバーは、ライダーがより高いコントロール性と妥協のない快適性を得られるよう設計されています。また、新開発の堅牢なハンドガードは、高速走行時の安定性を高めるために最適なエアロダイナミクス性能を発揮するように設計されています。 |
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点灯メニュースイッチ | |
光るスイッチはカッコいいだけでなく、暗い場所でも、一瞬にして重要なボタンを見つけるのに役立ちます。 | |
フットペグ | |
フットペグはストックまたは10 mm前後(対角線上)の2つの位置から選択でき、ライダーは、自身の身長や乗車スタイルに合わせて快適さを設定でき、これは長距離のアドベンチャー走行で非常に重要となります。 |
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シート | |
KTM 1290 SUPER ADVENTURE Rの新型シートは、ライダーが走行中にほとんどの時間を過ごす場所であるため、高品質のフォームパッドを採用し、最高の快適性を保証するように設計されています。デッキから880mmの高さに位置するこの一体型シートは、困難な地形でもライダーの動きを妨げない。また、ボタン一つで解除できるシートラッチにより、シート下へのアクセスも容易になっている。 | |
ウィンドシールド | |
KTM 1290 SUPER ADVENTURE Rは、風洞実験で最適化された短い、調節可能なラリー向けウィンドシールドを持ち、最大の防風性を提供するだけでなく、ペグの上に立ち、難しい地形を攻める際のライダー走る時の動きもサポートします。左右に取り付けられたハンドホイールが55mmのスクリーンの高さを調整できます。 | |
04.ボディワークとグラフィクス | |
LEDヘッドライト | |
アドベンチャーライディングをサポートするようデザインされたKTM 1290 SUPER ADVENTURE RのLEDヘッドライトは、両側にコーナリングライトとポジションライトも装備しています。ワイドなビームパターンで前方を明るく照らし、クリーンでKTMらしいルックスとなっています。 |
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05.ソフトウエアと電子機器 | |
多機能コックピット | |
1290 SUPER ADVENTURE Rには先進の7インチTFTディスプレイ搭載されています。グラフィックスと可読性の点で優れており、ライダーは複雑なメニューを操作することなく、走行中に迅速かつ簡単に情報にアクセスし、様々な機能の調整することができます。KTMconnectによる接続性も考慮されており、Bluetoothを介して音楽再生、着信応答用に接続されています。 | |
USB電話ポケット | |
前方のポケットに便利なポケットがあり、スマートフォンを収納することができます。また内蔵USBソケットで充電可能。KTM MY RIDEを使用したオプションの着信通話やオーディオ機能はBluetooth経由でスマートフォンからTFTにリンクされます。 | |
KTM Race On | |
KTM 1290 SUPER ADVENTURE Sにはアンチリレーアタック(ARA)システムによる最先端のキーレースゴーシステムが搭載されており、キーフォブの一回タッチだけで、イグニッションがオンになるのを防止し、キーレスシステム誤使用のリスクを削減します。これが複雑過ぎると思う場合は、ダッシュボードメニューを使ってARAシステムを完全に解除することも可能です。 | |
ライダーエイド | |
ライダーの電子的補助機能により、あらゆる条件下でライダーの制御性およびパフォーマンスが向上し、より楽しいライディングが可能となります。最新のABSとMTC(モーターサイクル・トラクション・コントロール)テクノロジーは、ライダーがより快適にライディングできるよう設計されています。さまざまなライディングモードが用意され、ライダーエイドの機能をさまざまなライディングコンディションに合わせて簡単に調整することができます。これらの機能を簡単に調整できることで、より幅広い地形でパワフルなVツインの革新的技術と装備を最大限に活用することができます。 | |
コンバインドABS搭載MSC | |
トラクションの制御は、パワーダウン時だけでなく、スロットルを戻したり、ブレーキを掛ける時にも関係します。BOSCHが開発した最先端のモーターサイクル用スタビリティコントロール(MSC)によって、ライダーは確信を持って走行できます。リーンセンシティブコーナリングABSモードは、MSCシステムと連動して、リーン角度、安定性、路面状況に合わせて、ライダーに最大のブレーキ力を常に提供します。ユニークなオフロードABS機能により、ABSが作動する前に、より強く推進することが可能です。 | |
TPMS | |
アドベンチャーライディングでは、タイヤ空気圧が特に重要になります。KTM 1290 SUPER ADVENTURE Rにはタイヤ空気圧モニターシステム(TPMS)が搭載されており、前後のタイヤ空気圧をモニターし、簡単にTFTディスプレイで確認できます。圧力減少時には、ディスプレイに警告が表示されます。 | |
MTC | |
リーン角度センシティブなモーターサイクルトラクションコントロール(MTC)は、リアホイールの不均衡なスリップに反応します。これは2つの個別のコントローラーがホイールスリップとピッチを個別に読み取り、ミリ秒単位で計算と調整を行うことで行われます。その結果、前輪がデッキから浮き上がった場合でも、直線加速やコーナリング効率が妨げられることなく、急激なパワーダウンが抑えられます。ハードなオフロード走行時には、モーターサイクルトラクションコントロール(MTC)をオフにすることが可能です。 | |
ATIR | |
作動させて10秒後または150 m走行すると、ウインカーが自動的に停止します。インターセクションの長い待ち時間の間にボタンをもう一度押すと、再びゼロからカウントします。ウインカーを戻し忘れることがななり安全面の大きな改善が図られました。 | |
オフロードライドモード | |
真のアドベンチャーは、舗装道路が終わった時から始まります。私たちはOFFROAD MODEを用意しました。ライドバイワイヤを作動させると、スロットルレスポンスが滑らかになり、ピーク出力が制限されるため、オフロードのコンディションに最適化されます。オフロード走行に必要なリアブレーキによる後輪のロックや、意図的なスライド、コーナーでのホイールスピンを可能にし、さらに前輪を持ち上げての障害物乗り越えも可能にしました。また、オフロードABSを作動させることで、オフロード走行時の安全性を確保しながら、最適なコントロールが可能になります。 | |
オフロードトラクションコントロール | |
OFFROAD TRACTION CONTROLは、後輪に一定のスリップを発生させることができます。これは、コントロールされたドリフトをマスターするために、不要な干渉を受けずに、完全にコントロールしたいときのためのものです。 | |
オフロードABS | |
このモードでは、後輪のABS機能は停止するが前輪のABS機能はある程度維持され、後輪のリフトアップディテクターは無効になり、コーナリングABSは無効になる。これらはすべて、ライダーが安心してオフロードを完全にコントロールできることを意味します。上級ライダーにとっては、ABSの干渉を受ける前に、よりハードにプッシュすることが可能になる。 |