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01.エンジンとエキゾースト |
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エンジン |
KTM RC390は実証済みの373cc水冷4ストロークエンジンを搭載しています。またエンジンマッピング改良、トルク値の向上、よりスムーズでパンチの効いたパワー供給により、この最先端のエンジンは比類ないパフォーマンスを発揮します。 |
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パフォーマンス |
大型のエアボックス、トルクの向上、非常に滑らかなスロットルレスポンスにより、KTM RC390はロケットスタートを切り、ポールポジションを確保します。新しいライドバイワイヤーシステムもまた、より正確なエンジンマッピング、トラクションコントロールを実現し、オプションのクイックシフター+を使うと利便性が追加されます。 |
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シリンダーヘッド |
4つのバルブ、ダブルオーバーヘッドカム、超硬カーボンコートロッカーアームにより、KTM RC390のシリンダーヘッドはさらなるパワーを生成しつつも、実証済みの信頼性に揺らぎはありません。 |
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エキゾーストシステム |
KTM RC390のエキゾーストシステムは、MOTOGP™ RC16からフィードバックを得たデザインとなっており、ステンレス鋼ヘッダーにアルミニウム製マフラーを装備し、その見た目だけではなくKTM RC390は、ギアを上げ、ゴールラインへと向かう時際立ったハスキー音を響かせます。 |
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アンチホッピングクラッチ |
アンチホッピングクラッチは、急減速時に後輪のロックを防ぐため、エンジンのバックトルクが大きくなると開き、スロットルを開けるとクラッチスプリングの力で閉じます。これにより、後輪の不要なチャタリングを抑え、最大限のコントロール性を確保すると同時に、ほとんど圧をかけずにクラッチレバーを駆動できます。 |
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冷却 |
エンジン全体でのエアフローが改善されたことにより、KTM RC390はサーキット走行などアグレッシブなライディングの際も最適なパフォーマンス温度を維持します。 |
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02.シャーシー |
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フレーム |
新設計の軽量フレームワークにより、前モデルよりも1.5kg軽量化を図り、格子状フレームとボルトオンサブフレームを活用することで、KTM RC390の高速での安定性とライダープロフィールを向上させました。 |
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サスペンション |
KTM RC390は、一新されたサスペンションのセットアップを活用し、400cc以下のスーパースポーツセグメントで真のレースバイクとしての信頼性と比類ないサスペンションカスタマイズを可能にします。 |
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フロントフォーク |
43mm WP APEXオープンカートリッジ、調整可能な倒立フロントフォーク(コンプレッション設定30クリック、リバウンド設定30クリック)を装備したKTM RC390は、大型バイクの優れたスポーツバイク技術を共有するだけではなく、それらと同じように機能します。新たなフロントフォークボトムエンドおよびホローアクスルも前方の重量削減に貢献しています。 |
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リアショックアブソーバー |
KTM RC390を完璧なサーキット走行ツールにするため、WP APEXリアショックアブソーバーでリバウンドおよびプリロードの調整をご自身で簡単に行うことができます。 |
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ブレーキ |
圧倒的なパワーを誇るKTM RC390には、放射線状に装着された4ピストン固定キャリパーBYBRE(フロント320mmブレーキディスク)と1ピストン固定キャリパー(リアホイールの230mmディスクブレーキセットアップ)が装備されています。これらは最適な減速を実現するだけでなく、重量を960g削減し、最先端のABS技術により有効に活用されます。さらに調整可能なフロントブレーキレバーも装備されています。 |
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ホイール |
一新されたバイオニクスホイールの設計では、スポークとオープンハブの数が減り、ハンドル特性を大幅に向上させただけでなく、回転バネ下重量を3.4kgも削減しました。これにより、コーナーでの切り返し時にスピードアップすると同時にストリートでの耐久性も向上し、KTM RC390は完全なコーナリングマスターバイクとして進化しました。 |
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03.人間工学と快適性 |
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ハンドルバー |
サーキットでラップタイムを追い求め、ライダーに完璧なセットアップを提供するために設計されたこのクリップオンハンドルバーは、10mmの高さ調節機能を備えており、レースが終わった後は、よりリラックスした日常用途のために高さを上げることが可能です。 |
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シート |
一新されたKTM RC390シートは、シームレスで自由なライダーの動きを実現するためにプロファイルが改良され、さらに人間工学に基づいた形状の厚いフォームが快適性を向上させています。また、グリップ力のある丈夫なアウター素材が追加され、あらゆる天候化でのグリップ力が向上しています。 |
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ライダーコンタクト |
KTM RC390はライダーを中心に考えた全体レイアウトとなっており、ライダーはバイクと最大限接触できるものの、その動きが制限されないように設計されています。膝の領域は、接触部分を最大限にしつつも、できるだけ細くなるように人間工学を考慮して設計されているため、エッジで最適な制御性を発揮します。 |
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フットペグ |
軽量化された新型フットペグは、コーナー奥深くでクランクアップしたときにしっかりとした姿勢を保つために最適なジオメトリーを採用しています。 |
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フットレバー |
折り畳み式のフットレバーは、転倒時の破損を防止する設計となっており、また大きな傾斜角出ペグが擦れても、バイクをライン上に維持し、わずらわしさを排除します。 |
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04.ボディワークとグラフィクス |
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MOTOGP™からのインスピレーション |
KTM RC390は、MOTOGPマシンであるKTM RC16のデザインを踏襲し、スタイリング、エルゴノミクス、そしてファクトリーレーシングにインスパイアされたカラーオプションを備えています。 |
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ボディワーク |
レースシーンにインスパイアされた完全新設計のボディは、CFD(Computational Flow Dynamics)シミュレーションによる空力特性の最適化により、クラス最高レベルの風防性能と高い最高速度を実現しています。 |
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燃料タンク |
KTM Moto3レーシングバイクにインスパイアされ、新たに約13.7リットルの大型燃料タンクを採用し、クラス最高の燃料容量を実現しています。KTM RC390の低燃費と相まって、より速く、より長く走ることを実現します。 |
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ミラー |
新しい折りたたみ式ミラーは、後方視界を向上させるために幅が広くなっていますが、よりシャープで空力性能も向上しています。また、狭い場所や駐車場での操作時に折りたたむことで、より狭いスペースで使用できるようになり、実用性も向上しています。 |
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05.ソフトウエアと電子機器 |
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TFTディスプレイ&スイッチギア |
一新されたTFTカラーディスプレイでは、重要な情報を一目ですべて把握でき、直感的なスイッチ操作でマシンの状態確認やライドモードの変更ができます。アダプティブ・アンビエント・ライト・センサーにより、ディスプレイは光の状態の変化に応じて自動的に調整され、昼夜を問わず適度な視認性を保つことができます。 |
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MTC |
モーターサイクルトラクションコントロールは、リアホイールの回転速度が運転状況と不釣り合いになった場合、1000分の1秒単位で反応するため、あらゆる角度で自信を持てます。MTCは、極めてスムーズに、ほとんど認識できないレベルでスロットルバルブに介入してエンジン出力を制御し、最適な割合になるまでスリップ量を提言します。つまり、トラックでも、ロードでも、あらゆる状況下でKTM RC390のフルパワーをお楽しみいただくことができます。 |
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コーナリングABS |
KTM RC390にはリーンアングルセンサー付きコーナリングABSが装備され、様々な状況下で適切なブレーキ性能を発揮します。これにより、ライダーは、コーナー進入時にモーターサイクルのリーンアングルを考慮しながらBUBRE製ブレーキのフルパワーを活用することができ、コーナリング中にホイールがロックする可能性を提言します。 |
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SUPERMOTO ABSモード |
SUPERMOTO ABSを使用すると、KTM RC390のポテンシャルをさらに引き出すことができます。このモードを使うと、安全性を犠牲にすることなく、ハードブレーキング時のライダーの自由度を高めます。これはリアホイールのABS機能を無効にすることで、ライダーはリアをスライドさせてコーナーへ進入できるようにするものです。同時にリアホイールが浮き上がりながらも、過度なフロントホイールのスリップが検知されるまでフロントのブレーキ圧が維持され、ABSはスリップが検知された時点で介入します。つまり、ライダーはコーンリングやトレイルでのブレーキング時に、より強いブレーキ圧をかけることができます。 |
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クイックシフター+(オプション) |
KTM RC390とKTMのオプションであるクイックシフター+を使えば、クラッチレバーを使わずにギアアップやギアダウンを行うことができ、プロのようなシフトチェンジが可能です。これにより、素早いシフトタイム、後輪のトラクションの向上、スムーズな加速、そしてレーストラック特有のサウンドを実現します。シフトレバーを上下させた瞬間に点火カットし、ギアボックスに負担をかけないことで、スロットルを閉じることなく1段上野のギアに切り替えることが可能です。 |